実機デモで不安を解消!導入わずか1日で即日稼働を実現したパレタイズ自動化のスモールスタート
深刻な人手不足を背景に、食品工場などでもDX(デジタルトランスフォーメーション)や自動化の必要性が叫ばれています。中でも、重い段ボールやケースをパレットに積み上げる「パレタイズ作業」は、従業員の身体的負担が大きく、優先的にロボット化を進めたい工程の一つです。
しかし、いざロボット導入(パレタイザーの導入)を検討し始めても、「本当に自社の現場のスペースに置けるのか」「導入のために何日もラインを止められない」「結局うまく動かずに無駄な投資になってしまうのではないか」といった不安から、導入を踏みとどまってしまうケースが非常に多いのが実情です。
本記事では、こうした導入ハードルを「現場での実機デモ」によって解消し、導入作業わずか1日という最短稼働(即日稼働)を実現した森永乳業グループ・エムケーチーズ株式会社様の成功事例をご紹介します。現場に寄り添う株式会社Closer(クローサー)のサポート体制と、スモールスタートを可能にする小型協働ロボットの魅力に迫ります。
ロボット導入を阻む「現場の不安」と「デモ対応不可の壁」

食品工場のDX推進におけるリアルな悩み
食品工場、特に中小規模の生産ラインにおいては、既存の設備や通路が密集しており、新たな機械を設置する余白がほとんどありません。
そのため、自動化を進めたくても、「大型のロボットや安全柵を置くスペースがない」という物理的な制約に直面します。
また、毎日の生産ノルマがある中で、大掛かりな設備の搬入やレイアウト変更のために、何日も生産ラインを止めることは不可能です。ダウンタイム(稼働停止時間)をいかに短くし、スムーズに立ち上げられるかが、食品工場のDXにおいては死活問題となります。
他のロボットメーカーは「出張デモ」をしていない?
こうした不安を解消するために最も有効なのは、「導入決定前に自社の工場にロボットを置いて動かしてみる」ことです。しかし、ここに大きな壁が存在します。
エムケーチーズ様のご担当者様は、これまで10年ほどロボットを扱ってきたご経験をお持ちでしたが、「現場までデモ対応のために来てくれる企業はなかった」と語られています。
従来の産業用ロボットや大型設備の場合、移動や設置が大掛かりになるため、メーカー側が顧客の工場へ実機を持ち込んでテスト(出張デモ)を行うことは極めて困難です。多くの場合、顧客がメーカーのショールームへ足を運ぶか、図面やシミュレーション動画だけで判断せざるを得ず、「自社の現場で本当に想定通りに動くのか」という懸念を完全に払拭できないまま、多額の投資を決断しなければなりませんでした。
Closerの「出張デモ」と手厚いサポートが不安を払拭
そんな中、筑波大学発のAIロボティクス企業である株式会社Closer(クローサー)は、現場検証を徹底的に重視するアプローチで、この常識を覆しています。

現場に実機を持ち込む「出張デモ」が導入の決め手に
Closerが提供する小型協働パレタイズロボット「Palletizy(パレタイジー)」は、人ひとり分のスペースに収まるコンパクトな筐体で、キャスター付きの可動式設計となっています。この「動かせる」という特性を活かし、Closerの担当者は、導入検討中の顧客の工場へ直接ロボットを持ち込み、実際の生産ラインの横で実機を用いたテストを実施しています。
エムケーチーズ様においても、導入検討時にCloserの担当者が現場へ訪問して実機テストを行いました。ご担当者様からは、「実際に現場へ来て、ロボット実機を置いてテストしてくれた点」が導入の最大の決め手になったと高く評価をいただいています。他社が対応してくれなかった「現場での実証」を行うことで、設置スペースや稼働時のイメージが明確になり、導入前の不安を完全に解消することができたのです。
導入作業はわずか1日!即日稼働を実現したエムケーチーズ様の事例
事前の出張デモによって不安を払拭し、導入を決定したエムケーチーズ様。実際の立ち上げプロセスと、その後の導入効果について詳しく見ていきましょう。
女性従業員が活躍するチーズ工場での課題
森永乳業グループで高品質なチーズ製造を行うエムケーチーズ様では、女性従業員が多く活躍しています。しかし、製造ラインの最後に行うパレタイズ作業では、最大10kgのケースを1日700個以上もパレットに積み上げる必要があり、作業者の身体的負担(重筋作業)の軽減が大きな課題となっていました。
「最短稼働」を実現!1日で立ち上げ完了
パレタイズ自動化のために選ばれたのが、2台の「Palletizy」です。事前に実機デモで設置位置や動作の確認が取れていたこともあり、実際の導入作業はわずか1日で完了し、その日のうちに生産を開始(即日稼働)するという驚異的なスピードでの立ち上げに成功しました。
ご担当者様からも、「短時間で立ち上げが完了したことが良かった」と、Closerによる導入作業の迅速さを評価いただいています。Palletizyは、製品サイズを入力するだけで積付けパターンを自動生成できる独自ソフトウェアを搭載しているため、ロボットの専門知識がない現場スタッフでも直感的に操作・運用が可能です。これにより、ラインを長時間止めることなく、スムーズに自動化への移行が実現しました。
通路を塞がず、既存ラインを維持した省スペース性
さらに高く評価されたのが、ロボット本体のコンパクトさです。Palletizyは非常に小型であるため、既存の製造ライン構成を大きく変更することなく、通路の動線を一切塞がずにロボットを設置することに成功しました。
コンベアの位置設定などは厳密に行う必要があったものの、工場の大掛かりなレイアウト変更工事や安全柵の設置が不要だったことは、スモールスタートを成功させる大きな要因となりました。
導入効果と現場からのリアルな声

現在、エムケーチーズ様では最大10kgのケースを1日700個以上積み付ける作業を自動化し、現場作業者の身体的負担軽減と省人化を見事に実現しています。
現場から親しまれるロボットデザイン
重労働からの解放という実利的な効果に加えて、現場からは次のようなポジティブな声も寄せられています。
「ロボットのデザインが可愛らしくていい」
「Closerの名前がかっこいい」
「アームにロゴが入ってるのがいい、親しみを感じる」
協働ロボットとして人と隣り合って働くPalletizyが、単なる「機械」としてではなく、現場を助ける「新しい仲間」として従業員に受け入れられ、親しまれていることが伺えます。
見えてきた課題 現場の声をもとに進化を続けるCloser
一方で、現場で実際に稼働させる中で見えてきた課題もあります。現場のご担当者様からは、「たまに過負荷(オーバーロード)が出てロボットが止まることがある」「タクト(作業時間)が足りないかもしれないが、安全面からも一旦本体寄りで回ってくれると助かる」といった、稼働の安定性や動作に関するリアルなフィードバックも寄せられています。
Closerは、こうした現場の声を真摯に受け止め、システムの改善やアップデートを行っています。ご担当者様からも、「マルチラインやデパレ機能など、新しい機能を開発していることが頼もしい、今後に期待している」と、Closerの将来性に対する熱い期待が寄せられています。導入して終わりではなく、現場の声と共に進化し続けるスタンスこそが、同社の強みと言えます。
まとめ:
不安を打ち消すスモールスタートで、確実な自動化を

「ロボットを導入したいけれど、失敗が怖い」「うちの現場で本当に動くのか不安」。
食品工場のDX推進において、こうした悩みは当然のことです。だからこそ、いきなり数千万円をかけて大規模なシステムを導入するのではなく、確実な成果が見込める工程から「スモールスタート」を切ることが重要になります。
エムケーチーズ様の事例が示すように、株式会社Closerの「Palletizy」は、以下の点でスモールスタートに最適なソリューションです。
- 出張デモによる確実な現場検証(不安の払拭)
- 既存ラインにそのまま収まる省スペース設計
- 最短稼働(わずか1日)を実現する簡単な立ち上げと操作性
他社に断られてしまったような狭い現場や、「現場を見てもらってから判断したい」というご要望をお持ちの企業様は、ぜひ一度Closerに相談してみてください。実機を目の当たりにすることで、工場の自動化への道筋が明確になるはずです。

